ペット葬では、動物の死に直結する話だけは避けましょう。これは遺族への配慮でもあります。動物といえども家族の一員です。悲しい気持ちを察するのは弔問や会葬ではマナー・ルールです。葬儀の取り仕切りも初めてのことばかり、心身ともに疲れていることでしょうから、励ましの言葉よりも、肩や背中、手を優しくさするだけでも十分です。また、ペット葬ですから習わしなどは省くことも少なくありません。それこそ、移動火葬車による葬儀の形もあるわけで、ペット同伴という会葬者もいるかもしれません。もちろん、斎場によって室内に動物が入れないこともありますが、ペットやお子さん連れでは大声で騒がないことにも配慮しましょう。また、身体を清めるために葬儀後には清め塩を頂くことがあります。穢れを清めるものですから、手に塩を付けて手を洗ったり、口の中をゆすぐことなどを行いましょう。通常は、挨拶状とともに小袋で配られます。もしも配られないなら、自宅の粗塩でも問題なく、頭や肩、足などにかけましょう。